「光陰矢の如し」私の最も尊敬する、教育家の先輩でもあり、親友なる沈木青が創設なされた、「慈訊文教基金會」が早くも十週年を迎えました、その間教え切れない、沢山の精神的な苦難の人達を救い、幸せの家庭に導き、大きな貢獻は後世の人々がたたえる次第です。その上、社會的もまた政府からも好評を受け、先生他界後は奥様ならびご家族の方々がその遺志を受け継ぎ、日に日に発展しつづあります。

この事により、先生の心身淨化教育の重視と実踐の成果がうかがわれます。

凡そ二十余年前或機縁で私が「生命実相研究會」において先生の人生觀、大愛なる思想の感化を受け、今でもその慈愛なる面影がひとりでに浮んで參ります。その頃私が病弱の身で始めて生長の家のみ教えにふれました時、先生は「君は是非日本練成會に參加すべきだ、必ず治る」と強く激勵してくれました。そこで私は病体を引きずりながら、十日間東京本部の「飛田給」道場で、「人間神の子」の真理、人間の体内に宿っている無限の「生命力」「治癒力」を信じお陰様で健康をとり戻すことが出来ました。その御恩は私にとつて

一生涯忘れられない次第であります。その後私はずっと先生に付き添って、台湾で立した(民国81年11月22日)「生長之家傳道協會」本部の理事や監事を勤め、又先生の命に從い、地方講師の受驗しその資格を取り、台湾光明化運動に專心しています。先生は初任の常務理事並び台中支部長要識を歴任、先生は若い頃から「生命の実相」を研讀して、その真髓に徹し、個人指導には各々巧く真理を使つて智慧ある説法には、感心しました。そして最高の表彰なされるは先生が只無欲のまっに默々と生きて来た、その事跡と精神を私は何時迄も、心の奥底で学び教えられつづ、睦まじき友情を後世の人々に傳えたいのであります。

「慈訊文教基金會」十週年を迎えるに當りこの紙上にて先生の遺徳を偲び同時に吾が基金會が益益発展する様お祈り申します。

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